新しい規定を作るより新しい慣習を作ることが難しい①

プロジェクトマネジメントの専門会社 – JPS

JPSでは複数プロジェクトを横断的に管理するための『標準化』をご支援する機会が多くあります。大きなプロジェクトの中で、顧客や元となるシステムは同じでも性質の違うもの等 複数プロジェクトが走ることは多々あるかと思います。

大きなプロジェクトの中に小さなプロジェクトがそれぞれ走っていることがあります。

そういった複数プロジェクトを管理・統帥していくことには、いくつかクリアすべき項目があります。例えば、Aプロジェクトではタスクに着手したら進捗管理表には50%と記入、Bプロジェクトではタスクの進行度に合わせ主観で25%・50%・75%と記入しているとします。時間が経つにつれて、Aは完了するまでずっと50%ですが、Bは完了するまで段階的に上がっていきます。

一見、Bのやり方は進み具合が可視化され、管理側としては任せて良いように感じます。が、実際には主観で記入しているので、75%タスクが完了している根拠は非常に危ういのです。

Bプロジェクト所属のPさんはお客様と内容確認し自分で資料を作成するまでを75%としていますが、Mさんは自分で資料を作成し上司の確認を経て打合せの日程調整完了まで行って75%と報告しているとします。

この場合、PさんとMさんは同じ75%のタスク完了度としても後続対応に差が出てしまいますよね。もし期日が2日後に迫っているとしたら、どうでしょうか。Pさんは上司の確認を経てお客様と打合せの日程を調整しなければいけないのです。いやー、なかなか大変な状況ではないでしょうか。

こういった事態を防ぐため必要なのは標準化の考え方です。複数あるプロジェクトの基準を明確化し合わせていくのです。

すべてのプロジェクトで同じひな形、同じ入力規則と決めていれば、どのタイミングでアラートを察知すれば良いかわかりますよね。

ひとつひとつの管理方法を統一していくことが大切です。

とはいえ、どの企業、プロジェクトでもやったほうが良いとは頭でわかっているけれどなかなか着手できない、とよく伺う領域です。

どうせなら経験豊富で様々な業界へプロジェクトマネジメントを提供しているプロジェクトマネジメントの専門会社に一度任せてみませんか。

JPSは机上の空論で分析・提案するのではなく、貴社の現場に入り込んだうえでの導入支援をして参ります。

まずは下記から多数のプロジェクト標準化実績を問い合わせてみてください。

次回は、規定を整備したうえでぶつかる次の課題についてお話します!

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