
CASE STUDIES
導入事例
計画を、現実に。お客様のチームの一員としてプロジェクトを推進し、成功へと導きます。
大手通信キャリア向けシステム開発におけるプロジェクトマネジメント実行支援
課題
チーフエンジニアがプレイングマネージャーとしてプロジェクトマネージャーを兼務する体制であったため、クリティカルなエンジニアリング業務が多忙になると、プロジェクトマネジメント業務の品質および納期に重大な影響を及ぼすという構造的な問題が発生していました。
実行支援内容
弊社のPMOが開発統括及びエンドユーザーに対して協力を得られるように交渉をしました。その結果、各要件と技術課題に対し、エンジニアリング業務とプロジェクトマネジメント業務の明確な分担と連携体制を確立することができ、プロジェクトにおける構造的な問題を解決することができました。
- 工程管理業務(WBSの高度化): WBS(Work Breakdown Structure)管理を基点とする、厳密なプロジェクト進捗・スコープ管理。
- インターフェース調整: プロジェクト関係者間における会議日程、および議論すべき議題のプライオリティとスコープの調整。
- リソースアサインメントの最適化: 要員の実稼働状況をモニタリングし、技術スキルと負荷に応じたタスクの適切なアサインメントを行うリソース管理。
成果
業務の機能分担と連携体制の確立により、チーフエンジニアが担うマネジメント業務のタスク量(負荷)をコントロールし、コアなエンジニアリング業務への注力を実現しました。
- リスク低減と価値提供の安定化: 技術課題の取りこぼしや対応遅延(プロジェクトリスク)が解消され、エンドユーザーへ計画的かつ安定的に価値提供することが可能になりました。
- 組織間連携の円滑化: プロジェクト関係者間のコミュニケーションパスと責任範囲が明確化され、業務上のボトルネック(ロス)が低減されました。
- 労働環境の改善: 特定人物への業務負荷集中を是正し、プロジェクト全体の業務負荷分散とワークライフバランスの促進に寄与しました。